| 学習指導要領とは、全国どこで教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、それぞれの学校が、カリキュラムを編成する基準=スタンダードとして、「学習指導要領」があります。この学習指導要領は10年に一度改訂されます。今回の改訂は、以下のような特色を持っています。 資料は「文部科学省初等中等教育局教育課程課教育課程企画室」より転用可のパンフレットを使用いたしました。 |
| 1 「生きる力」のある子どもたちが誕生します。 |
新しい学習指導要領がめざす”生きる力”のある子ども像は、「確かな学力」を持った子どもです。では、「確かな学力」とは何か。もちろん、知識や技能は大切ですが、単なる知識の量だけでなく、新しい学習指導要領では、以下のような総合的な力を「学力」ととらえます。
●知識や技能を身につけ、活用する力 ●学ぶことへのやる気・意欲 ●自分で考える力 ●自分で判断する力 ●自分を表現する力 ●問題を解決し、自分で道を切り開いていく力。
|
| 2 完全学校週5日制になります。 |
完全学校週5日制は、まずは家庭、地域社会での子どもたちの生活時間を、「ゆとり」のあるものにします。そこでは、子どもたちが望むような、より多彩な生活体験、自然体験、社会体験、文化スポーツ活動などを楽しみながら行えるようになります。子どもたちは、教室だけではできないことを通して、自分で考え行動することや思いやり、道徳心や正義感、健康や体力を身につけることでしょう。学校の教師も家庭では、一人の親になり、地域社会の一員となります。これから各施設などではイベントが催されます。積極的に参加するようにしたいものです。 |
| 3 教育内容を厳選します。 |
これまで高度になりがちだった内容を、上の学年や上の学校に移行し、もともと上の段階で扱っていた内容と合わせることにより、体系的にわかりやすく指導するようになりました。この厳選によって生まれた時間的・精神的なゆとりのなかで、まず小・中学校では基礎・基本を確実に習得するようにします。ただし、巷で言われているような「円周率が3になる」ということではなく、目的に応じて、例えば見積もるときに使うことができるということです。 |
| 4 「総合的な学習の時間」が始まります。 |
この時間のねらいは、もちろん、子どもたちの”生きる力”を育てることです。たとえば、国際理解、環境、福祉・健康などについて、●自然体験やボランティア活動など体験的な学習、●観察・実験など調べ方を身につける学習、●地域の人々の参加による学習、などを通して、子どもたちは自分で課題を見つけ、考え、判断し、問題を解決していく力を身につけていきます。また、学び方やものの考え方を身につけ、問題の解決や問題をより深く探る活動に、意欲的・創造的に取り組み、そこから自分の生き方を考える力育むのです。 |
| (5.中学校、高等学校での選択学習はここでは省きます) |
| 6 新しい学習指導要領のねらいを実現する「評価」が生まれます。 |
クラスの中の順位で評価(いわゆる相対評価)をするのではなく、子どもたちひとりひとりが学習指導要領に示す目標や内容をどこまで達成できているかを見る評価(いわゆる絶対評価)をより一層重視することとしています。これにより、子どもたちひとりひとりの学習の状況がはっきりとわかります。 |