雲の名前を覚えよう!
〜これであなたも雲博士になれる!?〜






真夏の青空にぽっかりと浮かんでいる雲は、見ているだけで心が落ち着きます。
でも、みなさんは、空に浮かぶ雲の名前を知っていますか? 空を見上げると、
必ず雲が浮かんでいます。「雲一つない晴天」とよく言われますが、目に見えない
だけで、実はうすい雲が空をただよっているのです。二度と同じ姿を見せることのない雲の種類と名前をこの機会にぜひ覚えましょう。そして、「あの雲は○○雲と
いう名前だよ」と言えるようになれたら、雲を見るのがより楽しくなると思います。






(注)雲の名前は、国際気象会議(1894年、スウェーデン)で決められた10種分類法
にもとづいています。
なお、日本での俗称(ぞくしょう)も紹介しています。
雲の名前(10種雲形)と特徴
層の区分
(出現高度)
雲の名前 雲の俗称 雲の特徴および写真(クリックして拡大)
じょうそううん
上 層 雲
(5000m〜
13000m)
けんうん
巻 雲
すじ雲 天気が良く、上空の風が強い日にすじ状に
できる雲で、空の最も高い所にできる。
けんせきうん
巻積雲
うろこ雲
さば雲
いわし雲
細かい氷の粒でできた小さい雲の集まりで、
高積雲よりも一つ一つの雲が小さい。
けんそううん
巻層雲
うす雲 うすいベールのような雲で、日がさができる。
この雲が出ると、天気が悪くなることが多い。
ちゅうそううん
中 層 雲
(2000m〜
7000m)
こうせきうん
高積雲
ひつじ雲 ひつじのような雲の集まりで、巻積雲よりも
一つ一つの雲が大きい。秋によく出る雲。
こうそううん
高層雲
おぼろ雲 幕のように空をおおう灰色のうすい雲。
この雲で月がかくれると「おぼろ月夜」になる。
らんそううん
乱層雲
雨 雲 雨を降らせる雲で、空の低いところにできる
灰色の雲。雲の下の方では動きが活発。
かそううん
下 層 雲
(地表付近〜
2000m)
そうせきうん
層積雲
くもり雲 積雲(わた雲)が集まって一つの層になった雲。
空がくもっていて雨が降らなければこの雲。
そううん
層 雲
きり雲 山などにかかる層状の雲で、空の低い所に
できる。この雲が地面につくと「霧(きり)」になる。
せきうん
積 雲
わた雲 わたのようにふわふわと浮いている雲。消える
ものもあれば、積乱雲に発達するものもある。
せきらんうん
積乱雲
雷 雲
入道雲
雲の中では最も危険な雲。雲の高さは10km
以上におよぶこともある。この雲の下では、雷
や竜巻が発生したり、激しい雨が降ったりする。

このページは福本政英先生(泊小学校)のご厚意により掲載しています。

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